ambsearch.vim : f, F, t, Tで、あいまい検索を可能に
f, F, t, Tによる文字の検索の機能を 入力字以外にもマッチ(あいまい検索) するように拡張するプラグインです。 このプラグインを使用することにより、 カーソルの移動、削除、コピー時の操作をより簡易にできるようにします。 (Windows, Mac)
概要
ambsearch.vim - Ambiguous character search
http://www.kaoriya.net/testdir/ambsearch-200#####.tar.bz2
f, F, t, Tによる文字の検索の機能を 入力文字以外にもマッチ(あいまい検索) するように拡張するプラグインです。 このプラグインを使用することにより、 カーソルの移動、削除、コピー時の操作をより簡易にできるようにします。
プラグインの動作の例
例を挙げます。
下のような文があり、初期のカーソル位置が行頭にあるとして、
初期のカーソル位置は行頭
" タブをスペースに展開しない (expandtab:展開する)
「 fn 」を実行すると、
通常、「n」の位置にカーソルが移動しますが、
このプラグインを使わない場合のカーソル移動位置
" タブをスペースに展開しない (expandtab:展開する)
このプラグインで平仮名にもマッチするように設定しておくと、
「n」の入力に対し「に」がマッチして、
「に」の箇所にカーソルが移動するようになります。
このプラグインを使った場合のカーソル移動位置
" タブをスペースに展開しない (expandtab:展開する)
↓
連続してfnを実行。その1
" タブをスペースに展開しない (expandtab:展開する)
↓
連続してfnを実行。その2
" タブをスペースに展開しない (expandtab:展開する)
インストール方法
Kaoriya から、
ambsearch-200#####.tar.bz2という名前のファイルをダウンロードしてください。
ファイル名の「#」は数字です。
ダウンロードしたファイルは、圧縮ファイルになっているので解凍ツールで解凍し、 作成されたディレクトリを適当なディレクトリにコピーしてください。
vimエディタの設定ファイルに、 先ほど配置したディレクトリ内のambsearch.vimファイルを :sourceコマンドで読み込むように設定すれば、 このプラグインが使用できるようになります。
" Windowsの場合の_vimrc設定ファイルの設定例。下のような設定を加える。 " ambsearch.vimを読み込む :source $HOME/vimfiles/macros/ambsearch-20040211/ambsearch.vim
" Mac OSXの場合の.vimrc設定ファイルの設定例。下のような設定を加える。 " ambsearch.vimを読み込む :source $HOME/.vim/macros/ambsearch-20040211/ambsearch.vim
ファイル | URL |
---|---|
ambsearch.vim | http://www.kaoriya.net/testdir/ambsearch-200#####.tar.bz2 |
設定
このプラグインには、あらかじめ、いくつかの設定用データファイルが添付しています。
デフォルトでは「default」の設定が使用されます。
(設定用データファイルは、ambsearchディレクトリに入っています。)
用意されている設定 | マッチする文字 |
---|---|
default | 数字、記号、アルファベットが全角文字にマッチ。小文字アルファベットがひらがなにマッチ。 |
greek | アルファベットがそれぞれに対応する文字にマッチ。 |
hankana | 記号、小文字アルファベットが半角文字にマッチ。 |
jyouyou | 大文字アルファベットが漢字にマッチ。 |
katakana | 小文字アルファベットがカタカナにマッチ。 |
kyouiku | 大文字アルファベットが漢字にマッチ。 |
math | +が±、-が±、<が≦、=が≠≦≧、>が≧にマッチ。 |
デフォルトの設定データファイルを使用しないようにする
もし、デフォルトの設定を読み込まないようにする場合には、 vimの設定ファイルの ambsearch.vimを読み込む前 の行で、 「ambsearch_default_disable」に「1」をセットするようにしてください。
" 設定例 " ambsearch.vimを読み込む前にセット。デフォルトを読み込まない。 :let g:ambsearch_default_disable = 1
他の設定データファイルを使用する
他の設定データを使用したい場合には、 vimの設定ファイルの ambsearch.vimを読み込んだ後 の行に、
:call AmbsearchLoad("読み込みたい設定")
と書き加えてください。
" 設定例 " 読み込みたい設定を指定する。複数指定可能。 :call AmbsearchLoad("katakana") :call AmbsearchLoad("math")
設定のまとめ
例えば、デフォルトの設定ファイルを読み込まないで、 「katakana」、「math」の設定ファイルを読み込みたい場合の設定ファイルの例は、 下のようになります。
" ambsearch.vimを読み込む前にセット。デフォルトを読み込まない。 :let g:ambsearch_default_disable = 1 " ambsearch.vimを読み込む :source $HOME/vimfiles/macros/ambsearch-20040211/ambsearch.vim " 読み込みたい設定を指定する。複数指定可能。 :call AmbsearchLoad("katakana") :call AmbsearchLoad("math")
Recent Comments
ありがとうございます!
http://nanasi.jp/articles/howto/editing/visualcursor-endtoend.html · 7 years ago
知りませんでした。有難うございました。
http://nanasi.jp/articles/howto/file/open-with-format.html · 9 years ago
<c-f>1ページ分、下にスクロールする<c-b>1ページ分、上にスクロールする
どっちも逆です。
http://nanasi.jp/articles/howto/user-manual/user-manual-motion.html · 10 years ago
set 使用時に : で閉じるのを忘れて右往左往してました。
http://nanasi.jp/articles/howto/file/modeline.html · 11 years ago
やっぱり日本語の方が早いっす。
http://nanasi.jp/articles/howto/help/help_ja.html · 12 years ago