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ファイルの文字コード、フォーマットを指定して、読み直す。

作者: 小見 拓 最終変更 2012年01月08日 11時59分

vimエディタでテキストファイルを開いた時に、 ファイルのエンコーディングや改行を正しく解釈できない場合があります。 この記事では、そのような場合のファイルの読み直し方について説明します。 この機能は、他のエディタの「文字コードを指定して読み直す」「改行コードを指定して読み直す」 の機能にあたります。 (Windows, Mac)

概要

vimエディタでテキストファイルを開いた時に、 ファイルのエンコーディングや改行を正しく解釈できない場合があります。
この記事では、そのような場合のファイルの読み直し方について説明します。
この機能は、他のエディタの「文字コードを指定して読み直す」「改行コードを指定して読み直す」 の機能にあたります。
(機能の名称はエディタによって異なるでしょう)

エンコーディングを指定してファイルを開き直す

「++enc」オプションの使い方

vimエディタでエンコーディングを指定してファイルを開きなおすには、
ファイルを開く際、「++enc={文字コード}」と指定します。

" ファイルのエンコーディングを指定して開き直す。
:e ++enc={エンコーディング}

「++enc」オプションの使用例

具体的なコマンドの例は次のようになります。
日本では、次の3種のコマンドを覚えておけば、(それほど)困らなくなります。

" エンコーディングeuc-jpを指定して開き直す。
:e ++enc=euc-jp

" エンコーディングshift_jisを指定して開き直す。
:e ++enc=shift_jis

" エンコーディングutf-8を指定して開き直す。
:e ++enc=utf-8
文字化けしたファイル

↓(この機能を使用すると文字化けしたファイルを、正しい状態で開きなおせます。)

文字化けしていないファイル

改行コードを指定してファイルを開き直す

「++ff」オプションの使い方

vimエディタでファイルの改行コードを指定してファイルを開きなおすには、
ファイルを開く際、「++ff={ファイルのフォーマット}」と指定します。

" ファイルの改行コードを指定して開き直す。
:e ++ff={ファイルのフォーマット}

「++ff」オプションの使用例

具体的なコマンドの例は次のようになります。

" Windowsの形式を指定して開き直す。
:e ++ff=dos

" Macの形式を指定して開き直す。
:e ++ff=mac

" Unixの形式を指定して開き直す。
:e ++ff=unix
改行がくずれたファイル

↓(この機能を使用すると改行が崩れたファイルを、正しい状態で開きなおせます。)

改行が正しいファイル

「++enc」「++ff」を同時に指定する場合のコマンド例

「++enc」「++ff」、2つのオプションを同時に指定することもできます。
2つのオプションを同時に指定する場合、次のようにコマンドを実行します。

:e ++ff=unix ++enc=utf-8

Note

一度開いてから、読み込みなおすだけでなく、
初めてファイルを開く時でも、オプションの指定は出来ます。

:e ++enc=utf-8 sample.txt
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