パーソナルツール

Visual Studio .NETから外部ツールとしてVimエディタを起動する。

作者: 小見 拓 最終変更 2012年01月08日 11時56分

このページでは、Visual Studio .NETからVimエディタを、 外部ツールとして起動する場合の設定例を紹介します。 (Windows)

概要

このページでは、Visual Studio .NETからVimエディタを、 外部ツールとして起動する場合の設定例を紹介します。

  • 他のVimエディタが起動されていなければ、新規にVimエディタを立ち上げる。
  • 他のVimエディタが起動されていれば、そのVimエディタウィンドウでファイルを開く。
  • 新しく開かれるファイルであれば、タブで開く。
  • 開始時のカーソル行を指定。(開かれたファイルにフォーカスが当たっている場合)

設定方法

GVim起動用のバッチファイルをダウンロードする

Vimエディタ起動用のバッチファイル「vim_vs_net.cmd」を用意してあるので、これを ダウンロード し、
適当なディレクトリに置きます。迷うようであれば、toolsディレクトリにでも置きましょう。

バッチファイル「vim_vs_net.cmd」ダウンロード

外部ツールの設定パネルを開く

Visual Studioを起動したら、メニューから

  • 「ツール」→「外部ツール...」(日本語メニュー)
  • 「Tools」→「External Tools...」(英語メニュー)

と選択し、外部ツールの設定パネルを開きます。

エラーを確認する。

外部ツールの登録

外部ツールの設定パネルで、次のように設定してください。

項目 設定例 備考
タイトル Vim 好きな名前で登録してください。このページの説明では「Vim」を使用します。
コマンド C:\path\to\vim_vs_net.cmd 「vim_vs_net.cmd」までのパスを登録します。
引数 $(CurLine) $(ItemPath)  
初期ディレクトリ   空にします。


エラーを確認する。

Note

このページで紹介している設定は、「gvim.exe」コマンドにPATHが通っていることが前提になっています。
(gvim.exeコマンドを「vim_vs_net.cmd」が使用します。)
「gvim.exe」にPATHを通さない場合は「vim_vs_net.cmd」を編集してください。

動作確認

外部ツールの設定が完了したら、動作確認を行います。

  • Visual Studio .NETのエクスプローラでファイルを選択するか、
  • エディタでファイルを開いて、

先のステップで登録した、外部ツールの「Vim」を選択してください。

ファイル選択

カスタマイズ

「vim_vs_net.cmd」ファイルの中身は次のようになっています。
起動するVimをカスタマイズしたり、gvim.exeまでのパスをフルパスで指定したい場合は、
下コードのハイライトされている箇所を修正してください。

@echo off

IF "%~2" == "" (GOTO WITHOUT_LINE_NO) else GOTO WITH_LINE_NO

:WITH_LINE_NO
start /b gvim.exe --servername VS_NET --remote-tab-silent +%1 %2
GOTO END

:WITHOUT_LINE_NO
start /b gvim.exe --servername VS_NET --remote-tab-silent %1
GOTO END

:END

Note

実はVimエディタ本体のランタイムのtoolsディレクトリには、
この「vim_vs_net.cmd」と名前も目的も機能も同じファイル、「vim_vs_net.cmd」が入っています。
このページで配布している「vim_vs_net.cmd」は、元ファイルを改変したものなのです。

$VIM/runtime/tools/vim_vs_net.cmd
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