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Vimwiki : Vimベースの個人用Wiki環境 #3 Wikiページ記法

作者: 小見 拓 最終変更 2012年01月08日 11時51分

このページでは、VimwikiのWikiページの記述方法について説明します。 「Vimwiki : Vimベースの個人用Wiki環境 #1 インストールから基本的な使い方まで」の続きとなる記事です。 (Windows, Mac)

概要

Vimwiki : Personal Wiki for Vim
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=2226

このページでは、VimwikiのWikiページの記述方法について説明します。
Vimwiki : Vimベースの個人用Wiki環境 #1 インストールから基本的な使い方まで 」の続きとなる記事です。

見出し・タイトル

見出しやタイトルは、行を同数の「=」で囲むことで表現します。
「=」の数が多いほどに小さな見出しになります。

= 見出し Level 1 =
== 見出し Level 2 ==
=== 見出し Level 3 ===
==== 見出し Level 4 ====
===== 見出し Level 5 =====
====== 見出し Level 6 ======

HTML化した時には、次のように表現されます。

<h1>見出し Level 1</h1>
<h2>見出し Level 2</h2>
<h3>見出し Level 3</h3>
<h4>見出し Level 4</h4>
<h5>見出し Level 5</h5>
<h6>見出し Level 6</h6>

テーブル

テーブル構造は各セルを「||」で区切って、値を並べることで表現します。

||Years||Temperature (low)||Temperature (high)||
||1900 ||-10              ||25                ||
||1910 ||-15              ||30                ||
||1920 ||-10              ||32                ||
||1930 ||-20              ||29                ||
||1940 ||-2               ||40                ||
YearsTemperature (low)Temperature (high)
1900 -10 25
1910 -15 30
1920 -10 32
1930 -20 29
1940 -2 40

テーブルのセルの中でも、リンクやボールド書体を扱えます。
左寄せ、右寄せ、センタリングは、セルの左端右端、どちらに半角スペースがあるか、両方にあるか、でコントロールします。

|| Sequence || セル内のコントロール || 文字装飾、リンク  ||
||090518001 ||左寄せ                || *ボールド*        ||
||090518002 ||                右寄せ|| _イタリック_      ||
||090518003 || センタリング         || https://nanasi.jp/ ||

リスト

通常リスト

行の先頭を「空白文字」と「*」で始めると、その行はリストとして表現されます。

* Bulleted list item 1
* Bulleted list item 2
   * Bulleted list sub item 1
   * Bulleted list sub item 2
   * more ...
     * and more ...
     * ...
   * Bulleted list sub item 3
   * etc.
<ul>
    <li>Bulleted list item 1</li>
    <li>Bulleted list item 2</li>
    <ul>
        <li>Bulleted list sub item 1</li>
        <li>Bulleted list sub item 2</li>
        <li>more ...</li>
    <ul>
        <li>and more ...</li>
        <li>...</li>
    </ul>
        <li>Bulleted list sub item 3</li>
        <li>etc.</li>
    </ul>
</ul>

数字付きリスト

行の先頭を「空白文字」と「*」ではなく、「空白文字」と「#」にすると、 番号付きのリストになります。

# Numbered list item 1
# Numbered list item 2
    # Numbered list sub item 1
    # Numbered list sub item 2
    # more ...
        # and more ...
        # ...
    # Numbered list sub item 3
    # etc.
<ol>
    <li>Numbered list item 1</li>
    <li>Numbered list item 2</li>
    <ol>
        <li>Numbered list sub item 1</li>
        <li>Numbered list sub item 2</li>
        <li>more ...</li>
    <ol>
        <li>and more ...</li>
        <li>...</li>
    </ol>
        <li>Numbered list sub item 3</li>
        <li>etc.</li>
    </ol>
</ol>

TODOリスト

リストの先頭に「[ ]」を入れると、そのリスト項目はTODOリストとして扱われます。

* [ ] Bulleted list item 1
* [ ] Bulleted list item 2
   * [ ] Bulleted list sub item 1
   * [ ] Bulleted list sub item 2
   * [ ] more ...
     * [ ] and more ...
     * [ ] ...
   * [ ] Bulleted list sub item 3
   * [ ] etc.

TODOリストの項目の上では、Controlキーを押しながらSpaceキーを押下することで、
[ ] の中にチェックを入れたり、外したりできます。

* [x] Bulleted list item 1
* [ ] Bulleted list item 2
   * [ ] Bulleted list sub item 1
TODOリスト画像

内部リンク

Wikiページ間でリンクを張るには、 英語大文字始まりのキャメルケースの綴りの語を書くか、

LinkToTopPage

角括弧2つでリンクを張りたい語を囲みます。

[[link to Top Page]]
リンク前画像

↑↓ リンクは、リンク先のページが無いと、Wikiページ上でハイライト表示されます。

リンク後画像

外部リンク

テキストリンク

Vimwiki外部のドキュメントに対してハイパーリンクを張るには、
URLを直接記述するか、各括弧でURLを囲みます。

<!-- テキストリンク 方法1 -->
https://nanasi.jp/var/articles/vim/vimwiki/vimwiki_vim.html

<!-- テキストリンク 方法2 -->
[https://nanasi.jp/]

<!-- テキストリンク 方法3 テキストにリンクを張る -->
[https://nanasi.jp/ 名無しのvim使い]

<!-- テキストリンク 方法4 テキストにリンクを張る。相対パス。 -->
[[./index.html|名無しのvim使い]]

画像リンク

VimwikiのWikiページをHTML化した際に、画像を表示する方法は、テキストリンクを張る方法と似ています。
Wikiページに表示したい画像のURLを書くか、角括弧2つでURLを囲みます。

<!-- 画像リンク 方法1 -->
https://nanasi.jp/logo.png

<!-- 画像リンク 方法2 -->
[[https://nanasi.jp/logo.png]]

<!-- 画像リンク 方法3 相対パス -->
[[image/logo.png]]

<!-- 画像リンク 方法4 サムネイル画像 -->
[[https://nanasi.jp/logo.png|https://nanasi.jp/log_thumbnail.png]]

<!-- 画像リンク 方法5 スタイル指定 -->
[[https://nanasi.jp/logo.png||width:150px; height:120px;]]

<!-- 画像リンク 方法6 サムネイル+スタイル指定 -->
[[https://nanasi.jp/logo.png|https://nanasi.jp/log_thumbnail.png|width:150px; height:120px;]]

Vimwikiでサポートされるのは、 拡張子が「.png」「.jpg」「.gif」「.jpeg」の画像です。

書体

Vimwikiで、書体を扱うには次のように記述します。

*ボールド*

_イタリック_

~~取り消し線~~

`書体なし(コード記述用)`

本文^上付文字^

本文,,下付文字,,

HTML化した際には、それぞれ次のように表示されます。

ボールド

イタリック

取り消し線

書体なし(コード記述用)

本文上付文字

本文下付文字

パラグラフ

行頭が空白文字から始まらない場合、その行をパラグラフとして扱います。
例外は整形済みテキスト、テーブルの場合です。

整形済みテキスト

行頭を空白文字で始めるか、指定範囲を「{{{」「}}}」で囲むと、
それらテキストを整形済みテキストとして扱います。

{{{
行頭を空白文字で始めるか、指定範囲を「{{{」「}}}」で囲むと、
それらテキストは整形済みテキストとして扱います。
}}}

HTML化すると、次のようなHTMLソースが生成されます。

<code><pre>
行頭を空白文字で始めるか、指定範囲を「{{{」「}}}」で囲むと、
それらテキストは整形済みテキストとして扱います。
</pre></code>

整形済みテキストのスタイル指定

整形済みテキストには属性を設定できます。 主にスタイルシートのためのクラスやIDを設定することになると思います。

{{{class="pre_class" id="pre_txt"
行頭を空白文字で始めるか、指定範囲を「{{{」「}}}」で囲むと、
それらテキストは整形済みテキストとして扱います。
}}}

コメント

コメントアウトの書式は、HTML、XMLのコメントアウトと同じです。
「<!--」と「-->」で囲まれたエリアは、HTML化された際に無視されます。

<!--
このエリアに書かれたテキストは
HTML化する際、出力されません。
-->
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