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opsplorer.vim : ツリー型のファイルエクスプローラー

作者: 小見 拓 最終変更 2012年01月08日 11時54分
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ツリー型のファイルエクスプローラー機能を持つスクリプトです。 vimエディタのデフォルトのファイルエクスプローラーでは 1階層のファイルしか表示することができませんが、 このスクリプトなら複数階層を一度に表示することができます。 更にこのファイルエクスプローラーはファイルの絞り込み検索を行う機能も持っています。 (Windows, Mac)

概要

opsplorer : tree file explorer
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=362

ツリー型のファイルエクスプローラーです。
vimエディタのデフォルトのファイルエクスプローラーでは 1階層のファイルしか表示することができませんが、
このファイルエクスプローラーなら複数階層を一度に表示することができます。

ツリー型ファイルエクスプローラー

更に、このファイルエクスプローラーは、ファイルの絞り込み検索機能を持っています。
下の画像は「a」で始まるC言語のヘッダファイル(絞り込みの条件は^a*.hとした)で、
ファイルのリストを絞り込んだ様子です。

ファイルリスト絞り込み前

ファイルリストの絞り込み後の様子。
aの文字で始まるC言語のヘッダファイルのみが表示されています。

ファイルリスト絞り込み後

インストール方法

まず、 vim online から zipファイルをダウンロードしてください。

ファイル URL
opsplorer.vim http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=362

ダウンロードしたzipファイルを解凍すると、

  • opsplorer.vim
  • opsplorer.txt

の2ファイルが入っているので、
opsplorer.vimはpluginディレクトリに、
opsplorer.txtはdocディレクトリにコピーします。

最後に:helptagsコマンドで、opsplorer.txtドキュメントを有効にして下さい。

" helptagsコマンド実行の例。
:helptags $HOME/.vim/doc (Mac OSXの場合)
:helptags $HOME/vimfiles/doc (Windowsの場合)

使用方法

下のコマンドで、ファイルエクスプローラーを開くことができます。

:Opsplorer

操作方法の一覧です。

カーソルの移動に関わる操作
キー カーソルの位置 効果
EnterキーかSpaceキー ディレクトリ名の前の「+」の文字の上 指定のディレクトリを開く。
EnterキーかSpaceキー ディレクトリ名の前の「-」の文字の上 指定のディレクトを閉じる。
EnterキーかSpaceキー ディレクトリ名の上 ファイルエクスプローラーのベースディレクトリを指定のディレクトに変更する。
EnterキーかSpaceキー ファイルエクスプローラーのベースディレクトリの上 親ディレクトリに移動する。
Shiftキーを押しながら上キー --- 1つ次のディレクトリにカーソルを移動する。
Shiftキーを押しながら下キー --- 1つ前のディレクトリにカーソルを移動する。
qキー --- ファイルエクスプローラーを閉じます。
ファイルを開く時の挙動に関わる操作
キー カーソルの位置 効果
Enterキー ファイルの上 指定のファイルを開きます。ファイルエクスプローラーは閉じます。
Spaceキー ファイルの上 指定のファイルを開きます。ファイルエクスプローラーは開かれたままになります。
ファイルの表示に関わる操作
キー 効果
H (Shift-h) 隠しファイルの表示非表示を切り替えます。デフォルトは非表示です。
M (Shift-m) ファイルの絞り込み検索を行います。ワイルドカードが使用可能。デフォルトは「*」です。
ファイルの操作
キー カーソルの位置 効果
N (Shift-n) ファイル名の上 ファイル名を変更します。
C (Shift-c) ファイル名の上 ファイルをコピーします。
D (Shift-d) ファイル名の上 ファイルを削除します。
O (Shift-o) ファイル名の上 ファイルを移動します。

設定

初期設定を変更したい場合は、下の設定をvimの設定ファイルに書き込んで下さい。

オプション 説明 デフォルト値 設定例
s:single_click_to_edit 1に設定するとマウスでファイルを1回クリックした時にファイルを開くようになる。デフォルトではダブルクリック時に開く。 0 :let s:single_click_to_edit=1
s:file_match_pattern ファイルの絞り込みの検索条件。デフォルトは「*」で全ファイルの表示。 * :let s:file_match_pattern="*.c"
s:show_hidden_files 1に設定すると隠しファイルを表示する。デフォルトでは隠しファイルを表示しない。 0 :let s:show_hidden_files=1
s:split_vertical ファイルエクスプローラーを表示する時にウィンドウを縦に分割するか、横に分割するか。 1 :let s:split_vertical=0
s:split_width ファイルエクスプローラを表示する横幅 16 :let s:split_width=32
s:split_minwidth ファイルエクスプローラーの横幅の最小値 1 :let s:split_minwidth=16
s:use_colors ファイルエクスプローラーで色を使うか使わないか。デフォルトは1で使う設定になっている。 1 :let s:use_colors=0
s:close_explorer_after_open マウスでファイル名を選択した時にファイルエクスプローラーを閉じるか、閉じないか。 0 :let s:close_explorer_after_open=1
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