vimエディタの印刷機能を使用する #3 (描画に関する設定)
vimエディタの印刷機能に関する説明です。 この記事ではvimエディタの印刷機能のうち、印刷時のテキストの描画に関する設定について解説します。 (Windows)
概要
vimエディタの印刷機能に関する説明です。
この記事ではvimエディタの印刷機能のうち、印刷時のテキストの描画に関する設定について解説します。
印刷用フォントの指定
印刷で使用するフォントは「printfont」オプションで指定します。
:set printfont={印刷に使いたいフォント}
「printfont」オプションの設定例は次のようになります。
この設定は事前にvimエディタの設定ファイルで設定しておくか、
印刷の実行直前にセットします。
" 「printfont」オプションの設定例 :set printfont=MS_ゴシック:h12:cSHIFTJIS
ページ右端での文章の折り返し
一行の文章がページ幅より長い時に、
ページ右端で文章を折り返すようにして印刷する場合は
「printoptions」オプションで「wrap:y」を、
折り返さないで印刷する場合は
「printoptions」オプションで「wrap:n」を指定します。
" 1行が長い時に、その行を折り返して印刷 :set printoptions=wrap:y " 折り返さないで印刷 :set printoptions=wrap:n
行番号の印刷
行番号を付けて印刷するには、
「printoptions」オプションに「number:y」を、
行番号を付けずい印刷するには、
「printoptions」オプションに「number:n」をセットし、
その後に印刷します。
" 行番号付きで印刷 :set printoptions=number:y " 行番号無しで印刷 :set printoptions=number:n
シンタックスハイライト
印刷時にシンタックスハイライトを有効にするかしないかは、
「printoptions」オプションの「syntax」フラグで操作できます。
「syntax」フラグの設定例は次のようになります。
" 印刷時のシンタックスハイライトを有効にする。 :set printoptions=syntax:y " 印刷時のシンタックスハイライトを無効にする。 :set printoptions=syntax:n " プリンターがカラー印刷をサポートしていれば、印刷時のシンタックスハイライトを有効にする。 :set printoptions=syntax:a
用意されている設定のパターンは、有効、無効、プリンターによって変わる、の3種類で、
このフラグが未設定の場合は「syntax:a」を指定したのと同じ、
つまり、
「プリンターがカラー印刷をサポートしていれば、印刷時のシンタックスハイライトが有効になる」
という挙動になります。