less.vim : lessコマンドの代わりにvimエディタを使用
Unixコマンドのless ビューアの代わりにvimを使用できるようになる スクリプトです。 ターミナル専用のスクリプトです。 (Mac Terminal Only)
概要
less.vim
ftp://ftp.vim.org/pub/vim/runtime/macros/
このスクリプトはvim6.2の配布に含まれています。
vimエディタをテキストビューアのlessコマンドと同じ様に振舞わせるためのスクリプトです。
lessコマンドよりは挙動が重くなりますが、
vimエディタのシンタックスハイライト機能を使うことができるので、
プログラムソースを見るのには役に立つかもしれません。
このスクリプトを使用するにはターミナル用のvimエディタが必要です。
インストール方法
less.vimは、vim6.2の配布ソースに含まれていますので、 新たにスクリプトを入手する必要はありません。
$VIMRUNTIME/macros/less.shが、その実行ファイルです。
この機能を使いたいときには、このshellスクリプトを実行してください。
頻繁に、このスクリプトを使用するのであれば、 シンボリックリンクを張ると良いでしょう。
# シンボリックリンクの張り方の例 ln -s /usr/local/share/vim/vim62/macro/less.sh ~/bin/vless
シンタックスハイライトはvimがターミナル上でカラー表示できる状態でないと使用できません。
カラー表示するには、
Mac OSXの場合、以下の設定を.vimrc設定ファイルに書き込んでください。
:set term=ansi
ファイル | URL |
---|---|
less.vim | ftp://ftp.vim.org/pub/vim/runtime/macros/ |
使用方
使用するには$VIMRUNTIME/macros/less.shを実行してください。 このスクリプトはlessの動作をシュミレートします。表示に関してはvimエディタの設定に従います。
コマンド | 説明 |
---|---|
h | ヘルプを表示する |
<Space> | 1ページ分進める |
b | 1ページ分戻る |
d | 1ページの半分進める |
u | 1ページの半分戻る |
<Enter> | 1行進める |
k | 1行戻る |
G | 最後の行に移動します |
g | 最初の行に移動します |
数値% | 指定したパーセントの行まで移動する |
/パターン | パターンにヒットした行に移動する |
n | 次の方向で検索にヒットした行に移動する |
N | 前の方向で検索にヒットした行に移動する |
:n<Enter> | 次のファイルを開く |
:p<Enter> | 前のファイルを開く |
q | 終了します |
v | 現在表示中のファイルをvimエディタで編集します |
Note
コマンド一覧テーブル注釈
<Space> スペースキーを表します。
<Enter> Enterキーを表します。
注意事項など
このスクリプトを使用するにはターミナル用のvimエディタが必要です。
コマンドがインストールされていない場合は、コマンドをインストールしなければ使用できません。